心と身体がクール・ダウンする自律神経にここちよいピアノ・ヒーリング

自律神経にやさしく届く、ここちよい癒しのピアノメロディ。
クリスタルボウルのふわーっとつつみこむ音色が眠りを誘い、おだやかな気持ちにさせてくれます。
また、時折水滴をイメージする音色は涼しさをプラスで演出。
いつもとは少し違う、心と身体がクール・ダウンする自律神経にここちよいピアノアルバムです。

【推薦文掲載】馬場 存（ばば・あきら）
医学博士、日本精神神経学会認定神経科専門医、精神保健指定医、日本音楽療法学会認定音楽療法士、ピアニスト・作曲家　駿河台大学教授

（演奏者解説）
クリスタルボウルとは、天然の水晶やシリカサンドという砂を、約2000度の高温で溶かし、円筒形（ボウル型）に固めて造られたヒーリング楽器です。倍音を多く含むその音色は、伸びやかで美しく、耳を傾けているだけで心地よく、心身に深いリラクゼーションをもたらします。

人が心地よいと感じる、川のせせらぎや、鳥の声、電車に揺られる音などの倍音には、“1/fゆらぎ”という一定の周波数が含まれています。その周波数を人が感知すると、生体リズムと共鳴して、自律神経が整い、ストレスを静めるといわれているのです。ピアノとクリスタルボウルのハーモニーは、ピアノの透き通った芯のある演奏と時に引き立て合い、混じり合いながらお互いの音の魅力を増幅させていきます。

今回のアルバムは、クリスタルボウルを軸に作曲・編曲を行いました。まずオリジナル曲の「クリスタルウォーター」は磯村由紀子が初めてクリスタルボウルとピアノのために作った楽曲で、クリスタルボウルの美しく豊かな響きを。「水辺のゆらめき」は水の中でただようような感覚を。emma作曲の「クリスタルボウル・ヒーリング」はクリスタルボウルが発する神秘の世界にピアノが合流し、包み込まれるような心地よさへと導きます。そのほかの有名な曲も、クリスタルボウルとの共演によりピアノソロとはまた違った感覚を味わえるはずです。

ぜひイヤホンやヘッドホンでお楽しみください。心地よく、心と身体がクールダウンしていくことでしょう。emma & 磯村由紀子

（馬場存先生　推薦コメント）
臨床心理学の世界には、催眠療法という治療法があります。俗にいう「催眠術」ではなく、カウンセラーが心身の弛緩（いわゆるリラックス）と「トランス」をもたらし、心の奥の様々な問題を共にふりかえることで、痛みの軽減や「他者への信頼」「自己の解放」などをもたらすとされています。また、「トランス」とは、普段の意識状態とは異なる状態のことで、たとえば興奮を鎮めて瞑想のような状態に入ることをさします。
「音楽療法事典」（人間と歴史社）には、クラングシャーレ（クリスタルボウル）を用いた音楽療法の効果として、このようなトランスや催眠などが紹介されており、クリスタルボウルの響きはこのような癒し（リラックス・副交感神経の高まり、心の解放や瞑想のような状態など）をもたらすことと思います。それが耳なじみのあるピアノメロディでしたらその効果はさらに高まるでしょう。クリスタルボウルならではの音世界を、お楽しみ下さい。