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試聴

おばあちゃんやおじいちゃんが素話をしてくれたり、お母さんやお父さんが本を読んでくれたり。一昔前には当たり前だったそんな日常の風景が、地域崩壊やコミュニケーション崩壊、多くの人の本離れ、活字離れによって、どんどん世の中から減りつつあるのでが現状のようです。
本来「お話」は、想像力をかきたて、創造力を刺激し、人として未来を切り拓いていくための糧となるもの。本来楽しいものでありながらたくさんのポテンシャルを秘めているもののはずなのに、価値に対する認識はどんどん低くなっているように思われます。そんな中、少しでも楽しいお話を!と思い、サトシンは絵本の制作に関わってきましたが、そこだけで頑張っていても限界があるのでは?とも思っていました。絵本からはみだして、さらに絵本やお話の楽しさを多くの人にあらためて気づいてもらうにはどうしたら?そのひとつの回答が「ソング絵本」です。

歌だけど、絵本。「お話」の魅力を高める制作ステップで制作する新しい歌です。

絵本を創作する際には、企画をつくり、テキストを書き、それを元に絵筆で絵を描きますが、絵筆をメロディに置き換えての絵本づくりをしてみては?と思いました。

音楽なんだけど、聴いていてストーリーが思い浮かぶもの。
音楽なんだけど、聴いていてビジュアルが想起されるもの。

それが「ソング絵本」です。
「お話的」な歌は従来もありました。それは歌づくりに際して「お話的」なフォーマットを利用しているものであり、お話としても面白いかというと、そうでもなかったりします。「ソング絵本」は、まずお話をしっかりと考え、それを作詞化で一度転換し、作曲でさらに豊かに化けさせます。通常の歌づくりでは作詞と作曲の2工程で済むところ、「お話づくり」という1工程を増やすことでお話としての魅力を高め、作品としての精度を高めます。

子どもと大人が一緒に楽しめる新しい歌です。

また「ソング絵本」は、子どもと大人が一緒に楽しめる新しい音楽ジャンルとしても機能するものと思っています。いわゆる童謡は子どもにとって大切だけど、聞かせている間大人は退屈。大人の好きな歌は子どもも好きとは限らない。そんな中、なかなかなかった、子どもと大人が一緒にひと時を、想像することを、歌そのものを楽しめるものとして制作しています。絵本作家とJ-POPのクリエーターが手を組み、片手間仕事ではなく、新しい表現を開拓する気概で制作にあたっています。

 

・絵本作家など。広告制作プロダクション勤務、専業主夫、フリーのコピーライターを経て絵本作家に。作家活動の傍ら、コミュニケーション遊び「おてて絵本」を発案、普及活動に力を入れている。主な絵本に「うんこ!」「せきとりしりとり」「とこやにいったライオン」など多数。「うんこ!」で第1回リブロ絵本大賞、MOE絵本屋さん大賞など受賞。大垣女子短期大学客員教授。
・紀伊國屋書店ベスト30を選ぶ「キノベス30」という企画で2年連続ランクイン(2010年「うんこ!」、2011年「でんせつのきょうだいあんまんをさがせ」)、平凡社の冊子「この絵本がすごい」内有識者アンケートでは、「文を書く人」人気投票で(2010年2位、2011年3位)など。書店、図書館、保育士会、学校等の講演会で全国ひっぱりだこの話題の時のヒトです。
【オフィシャルHP http://www.ne.jp/asahi/satoshin/s/】